技術案内

LipAD® - 独自開発の脂質の薬物送達技術 

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新規治療法を実現するために、TLCは独自の技術によって、既存薬をも含めた新しい創薬の課題に挑み続けます。

LipAD®技術によって実現されたナノ医薬品は、薬物の溶解性改善、血中滞留性の向上が図られ、特定の組織や細胞への集積性を高める治療を可能にします。その技術により薬物の持続性を改善し、有効性を向上させることが出来、今まで実用化の難しかった新薬の製品化が可能にさせます。

脂質ベースの技術は既存薬の臨床的特徴を改善させ、新薬の開発は比較的簡単に実用化を可能にさせます。

持続効果の延長: BioSeizer®技術

多くの薬物は投与されてから、循環系より代謝を受けて除去されやすく、ただ1回の投薬では持続に限界があります。しかし、通院の不便、注射による痛みや感染リスクを考え、効果を持続させるために投薬回数を増やすのも得策とは言えません。

独自技術 BioSeizer®によって薬物を封入し、身体に投与すると、脂質ナノ粒子から治療用分子を放出する速度の制御は可能です。これは、BioSeizer®のナノ粒子は多層膜で構成されているため、封入された薬物は、各層の経時的な崩壊で薬物を一定の速度で放出するよう、正確的に設計されているからです。BioSeizer®技術は、生物製剤、低分子やオリゴヌクレオチドを含め、多くの薬物に応用でき、汎用性に優れています。

BioSeizer®技術は、関節炎治療薬TLC599、眼科治療薬TLC399や手術後の鎮痛薬TLC590などの新処方の開発に応用されています。

BioSeizer® について